あなただけに捧げる、極上の銘酒

飲み会に行くよりも、今日は一人で、静かに美味しいお酒を一杯酌したい。そんな時におすすめなのが、ウイスキーだ。ウイスキーは静かに少人数で、何かを考えながら、ゆっくり飲むのに適している。初心者はウイスキーと聞くだけで強くて飲みづらいお酒というイメージを連想し抵抗を感じがちだ。度数は40パーセントを超え、ストレートで飲み干した時はのどが熱くなるし、独特な強い匂いもある。しかし、実は飲み方さえ知っていればウイスキーは誰でも楽しめる。ウイスキーに合うおつまみ。それは実際「ケースバイケース」である。飲んでいるウイスキーの種類にもよるし、そこがどういう場かにもよるのである。ウイスキーほど深い飲み物はない。

ウイスキーは、ストレートで飲むのが王道だ。水を一口含み味覚をリセット。そしてグラスに入ったウイスキーを、少し揺らして、ニオイを確かめる。これは、ニオイと味のギャップを感じるために必ずしよう。最後に味見感覚の量を、口に含んで舌でウイスキーを味わう。ウイスキー初心者には、ちょっと刺激が強過ぎると感じる場合があるが慣れれば旨味に変わってくる。ウイスキーの味が消えてきたら、水を一口飲んで、味覚をリセットする。ニオイと味の違いがわかるようになれば、もう上級者の仲間入りだ。

THE BAR

ロック用のグラスに、大き目の氷を入れ、その上からウイスキーを注ぐ。よく眺めてみると、氷の周りにウイスキーが溶けてできる琥珀色のかげろうが見える。

ウィスキーという酒のもっとも美味い飲み方は、ストレートだが、もっとも“とっつきにくい”飲み方でもある。興味はあるけれど、ストレートはアルコールが強すぎてなんとなく敬遠している人も多いだろう。そんな方にはまずはロックやハイボールにして飲んでみることをお勧めする。

ロック用のグラスに、大き目の氷を入れ、その上からウイスキーを注ぐ。よく眺めてみると、氷の周りにウイスキーが溶けてできる琥珀色のかげろうが見える。また、氷が溶けるときに「パチッ」という音がしたり、氷が回転したりします。その様子を楽しみながら飲むのがロックの味わい方である。ちなみに、南極の氷で飲むウイスキーも最高だそうだ。南極の氷が溶けて、琥珀色の液体の中をはるか太古の空気が気泡となって昇る。他のお酒では決して味わえない世界である。最初はストレートに近く、段々水割りに近くなっていくので、味の変化も楽しめる。

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